反転耕起ボトムプラウモールドボード土は反転率の高い三次元曲面上を進行していくときに、れき上の各層にズレが出てきて、ボードの凹曲面にきたとき破砕作用が増加します。土壌は反転・破砕・混合・膨軟・放てきされます。シェア土壌を水平に切断して、モールドボードに送り込みます。ランドサイド反転する土壌の抵抗によって生じる側圧を受け止めながら、れき溝壁に沿って滑りながら前進し、プラウの安定と進行方向の耕起幅を保持します。ヒールれき溝底に接触して、モールドボードからの圧力をささえ耕深を安定させます。カバーボード雑草や残渣物の飛散を防ぎ、それらを確実にれき溝底へ落とし込みます。(一部製品除く)エクステンション粘土質や重い土壌や深耕の場合は、れき条がやや立ってくるのでれき土を押さえて反転を補助します。(一部製品除く)プラウの特長リバーシブルプラウとワンウェイプラウリバーシブルプラウは左右反転ボトムを上下に装備し、順次に往復作業ができます。ワンウェイプラウは、右反転ボトムのみを装備し、片道作業のみです。ボトムのはたらきシェアが任意の深さで犂底を削ぎながらモールドボード上を滑らせて放てきします。その際に土塊は、モールドボードの三次元曲面にそって破砕され反転(天地返し)されます。各部の名称スリックボトム軽しょう土など比較的軽い、付着しやすい土壌用。スチールボトム砂壌土・粘土など比較的重い、付着しない土壌用。格子ボトム粘土・火山灰壌土・および比較的軽い、付着しやすい土壌用。丘曳き溝に片輪を落とさずに耕起を行う方法で、トラクタが走行した後を耕起します。トラクタが水平に走行するため、角度のレベル調整が不要、また耕深を変えたときの再調整も簡単です。また、耕起前を走行するので、トラクタによる踏圧を回避することができます。作業姿勢が水平なのでオペレータの負担も軽減できます。丘溝兼用丘曳きと溝曳きを1台で可能にする高精度でワイドなオフセット機構で、畦際や境界際から安定した耕起作業が行えます。ホイルトラクタやクローラトラクタ(溝曳き不可)等、方式の異なる複数のトラクタを有効に活用しながら、1台のプラウで最適な耕起作業を実施できます。62エクステンションカバーボードモールドボードシェアランドサイドヒール2点オートヒッチロアリンクの2点は、ワンタッチでの接続となりますので、簡単で、素早い脱着が可能です。(一部製品除く)スガノオリジナル鋼+熱処理スガノでは、今までにない画期的な材料開発と高度な熱処理技術により、「スガノオリジナル鋼」を開発し、プラウをはじめ数多くの製品に採用しています。境境界界アクスルなしリバーシブルには油圧取り出しが必要注)リバーシブルタイプは油圧回転のため、トラクタ側に油圧取り出しのカプラが必要です。トラクタ側は複動1系統の補助コントロールバルブにカプラ(メス)をご用意してください。全てのリバーシブルプラウには1系統(2個)必要。油圧カプラが4個の時は、2系統必要です。残耕オフセット機構で残耕なしボトムの種類2種類、3タイプ作業方式溝曳きプラウ耕でできた溝にトラクタの片輪を落とし、溝をガイドにして耕起作業を行う方法で、トラクタのけん引点が下がり、けん引時の出力ロスを小さくできます。ツイストコールタツイストコールタは2連以上の製品に装備することで全長を短縮化してロアリンクにかかる荷重を抑え、軽快な作業を実現します。(一部製品除く)アクスル機構作業開始時に、トップリンクを10回転程度縮めた状態になり、その場から確実にささり込みます。(一部製品除く)アクスルありオフセット機構畦際や境界際まで耕せ、未耕地をつくらないオフセット機構。機種により、トラクタの運転席から操作できる「油圧オフセット」を別売で用意しています。(一部製品除く)
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